ねんきん定期便で未来設計

ねんきん定期便・ねんきんネットで将来の年金の受給額を知りましょう!

ねんきん定期便をよく見てみよう!昔のこともしっかりチェック!

毎年誕生月に送られてくる”ねんきん定期便

 

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平成21年4月から実施されたねんきん定期便の送付も今年で早7年が経過しました。みなさんも少なからず一度は内容に目を通されたことはあるかと思います。

 

毎年のこととはいえ、見たときどう感じますか?

 

「まだ、こんだけしか払ってないんか。。。」とか

「何かよくわからんが、ハガキに数字がちょろっと書いてあったな。」

 

とまぁこんなところでしょうか。

 

そう ねんきん定期便とはあのハガキのことで、年金受給者になるまでずっと毎年送られてくるようになっています。そうそう、毎年ハガキで送られてくるのですが、35歳・45歳・59歳の誕生月には立派な封書として送付されてきます。

 

こんな封筒です ↓ ↓ ↓

 

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 見覚えありませんか?

20代の方はまだご自身の通知として見ることはないですけどね。

 

実は、ここではこの封筒の色にも意味がることをお伝えしようと思います。

 

まず”水色”の封筒は一般的なもので、ほとんどの方はこちらで送られてくる一方、”オレンジ色”の封筒ですが、これには大変意味があります。

 

このオレンジの封筒は、年金記録に誤りがある可能性が高いことを示しています。とはいえ、35・45・59歳と決まった年齢の者しか封筒タイプで受け取ることはない事実を考えると、オレンジ色の封筒が届いたところで他の方と比較する機会がない限り、色に意味があるなんて分からないですよね。

 

そのため、オレンジ色の封筒が届いた方が修正をかけない限りは、ずっと同じ色で届き続けることになります。もし、周囲にオレンジ色の封筒で届いた方がいる場合はしっかり教えてあげてくださいね。

  

 

年金記録の誤りってどういうこと?

 

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2007年に発覚した「消えた年金記録問題」って覚えてますか?もう9年も前の話なんですね。

 

その当時に記録漏れの問題が何と5000万件以上も発覚して、のちの2009年の政権交代につながる一因となった問題です。原因は、オンライン化へ移行する際に、結婚等による改姓時や単純な入力ミスという人為的なものでした。

 

余談ですが、「消えた年金」というワードがその年の流行語大賞となりました。授賞式には当時の舛添厚生労働大臣が・・・。

何でやねん!(ビシッ!)っ突っ込みをいれるまでもなく方々から批判の声が上がっていましたね。管轄の省庁の怠慢なのに、そこの大臣が授賞式に出るってはっきり言って理解できません。(その舛添さんも今年に・・・脱線するのでこれ以上は(笑))

 

さて、話題として下火になりましたが、この問題はまだまだ解決していません。

 

 というのも記録の誤りがすべて旧社会保険庁のミスだけではなく、会社を通じて届けた場合の事務担当者のミスなども実際あるからため、当時にしっかり手続きされていないと勤務歴と記載されている加入期間に違いがあったりするからです。

 

数十年前のことだと、1,2月の差があっても気づかないですからね。

 

国からは積極的に教えてくれない

年金制度に限りませんが、基本的にわが国は申請主義ともいうような形をとっていますので、当然申出しないと何も変わらないまま不利益を被り続けるのです。

 

(請求や督促は積極的に行ってきますが・・・)

 

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積極的に教えてくれないのなら、こちらから申出するしかありませんよね。ですので、これまでハガキを開封することなく、しても流し読みでポイッとされてた方々には次回のハガキと少しの時間でもにらめっこしてください。

 

次回以降、ねんきん定期便の見方や受給額の計算方法等についてもお伝えしていきますのでぜひご覧になってください。